毎年恒例の干支ハガキです。
今回は、葡萄を原料とした手漉き和紙に染めてみました。
ほんのり葡萄の香りがするので、染めている間楽しい気分でしたが、水洗いで随分香りが減ってしまいました。
更に、裏の郵便番号枠はほとんど落ちてしまいました。
でもとてもきれいな染め上がりです。
毎年和紙難民になるのですが、いい和紙は色むらや滲みも少なく、ストレスなく染められます。
ちなみに、和紙に染めるときは本顔料で染めています。
本顔料とはいわゆる昔ながらの顔料、鉱物でできた自然素材なのですが、粒子が荒くて着物や帯だと擦れなどで色落ちしやすいので、今は樹脂顔料(ケミカルな顔料、本顔料よりずっと粒子が小さい)にブレンドさせて使うことが多いです。
べにきちでは樹脂顔料だけでも天然の本顔料のような色を出せるようになったので、布に染めるときはほとんど本顔料は使わなくなりました。
でも和紙に樹脂顔料で染めると、発色がイマイチなので、和紙に染めるときだけはほぼ本顔料で染めるようにしています。
便利なものがあるのに昔ながらのものを使うのには、作品にとってそうでないといけない理由があるのです。
天然の本顔料の存在感のある優しい発色を味わってください。
※1枚1枚配色が微妙に異なります。こちらで選んで送らせていただきます。ご了承ください。
配送について
※スマートレター発送商品です。追跡サービスなし、郵便受けにお届けします。
※同梱可能な商品がある場合には、後ほど注文確定メールにて訂正送料をお知らせいたします。(自動送信メールでは送料が重複して計算されることがございます。)
素材 手漉き和紙(葡萄)
サイズ 縦15㎝ 横10㎝
税込価格 1,650円
送料全国一律 210円
sold out