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紅型名古屋帯「Flower」

この3月は公私ともに「待つ」ことがやたら多く、待つということは待たせることも多く、どちらもとても気になってしまうので、ストレスたまってます。

モヤモヤっとしたときは、ウッドデッキでコーヒー片手にシーグラスいじり。

上物を手に取って眺めたり、ちょっとイマイチなものを取り除いたり、「これは中じゃなくて小だな」と分別したり。

 

 

レアな色たち。こういうのはキズがあっても形がイビツでも中々手放す勇気が出ない、ジレンマシーグラス。
どうでもいいですかね。。

 

このシーグラス、実は海で拾って洗っていないので、潮水がついたままなのです。
そうすると、湿度が高いと塩分が水分をよんで濡れたようになり、乾燥していると塩で粉をふいたように白っぽく砂糖菓子のようになります。
シーグラス見て、「ああ、今日はちょっと乾燥してるんだな」とか。
上の画像のシーグラスは、雨の日。

シーグラス拾いはこの冬ハマったのですが、最近は随分暖かくなってきて、海辺に行くと磯の生きもので遊ぶ方が面白くなってきました。また寒くなってきたらシーグラス拾い再開するかな?

 

 

 

どんどん染めあがっております。


生紬。
生成りがかったこの生地、少し光沢もあり、ちょっとした場にも着けていただけるかと思います。

渋めの配色ですが、十分華やかさも感じられます。
幅広い年代で着けられるかと。
こちらはご注文の帯でした。

 

 

 

 

赤城紬。
厚みのあるざっくりした上質の紬です。厚みを生かして、こっくりと染めました。

ちょっとレトロ感を意識した配色にしてみました。
生地の地色とのバランスもいい感じです。
こちらは、4月の「ぬぬぬパナパナ」展に出す予定です。
ぬぬぬパナパナ展、今年は大阪のみ、4月11~16日開催です。
また日程近づいたら詳しくご紹介します。
今回は、私は会場には行きません。作品のみの参加です。

夏物生紬。
これもご注文のもの。
青の濃淡で夏帯らしく涼し気な染めあがりです。
こういう透け感のある生地は、帯芯で随分表情が変わります。


こんな感じ。濃色に合わせると、柄がバキッとします。白背景だと、ふんわりやさしい雰囲気に。
お仕立ての際、どの色の帯芯に合わせるか色々試してみるのも、楽しみですね。

 

まだまだ帯を染めております。
この頃は今までにない考え方で配色に取り組んでいるので、面白いです。
今染めているのが終わったら、久しぶりにデザインの仕事です。
扇子や日傘もいくつか加工に出していますので、来月には入荷できるかと思います。

 

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2018.03.16